ジャスミンの香りを嗅ぐと、祭りの準備をしたくなる
ジャスミンという花を思い出すとき、私の中では、やさしい香りだけでは終わりません。
街の空気が少しずつ変わって、そろそろ祭りの準備だな、と身体の細胞が目を覚ますような感じがあります。

香りが、季節のスイッチになる
ジャスミンは、お茶のイメージを持つ方も多いかもしれませんが、私にとっては何より香りの花です。
春の終わりから初夏にかけて、その香りを街でふと感じると、半纏を出したり、帯を選んだり、祭りのことを考え始めます。

見た目だけでなく、香りも届けたかった
今回の木型キーホルダーでは、形だけでなく、ジャスミンの香りそのものも一緒に届けられたらと思いました。
封筒を開けた瞬間に、ふわっと季節が立ち上がる。そんな小さな仕掛けができたら素敵だなと思ったのです。

可憐な花を、和のかたちに置きかえる
ジャスミンは洋の雰囲気を持つ花ですが、今回はそこに祭りの記憶を重ねてみました。
半纏の背紋のように、家紋のように。花だけでなく蕾の形も取り入れながら、円の中におさめることで、どこか粋な空気を持つ模様にしたかったのです。

やさしさの中に、少しだけ威勢のいい気配を
ジャスミンは、静かで可憐な花です。でも私の中では、その香りの向こうに祭りの熱気があります。
そんな少し不思議な重なりが、この5月のデザインになりました。
